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2023.12.25

全学科共通

ダンス・エンターテイナー科

テーマパークスタッフ科

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【進路】テーマパークスタッフになるには|大谷紗世

 

テーマパークで働く人って、どんな人だと思いますか?

 

明るい・ポジティブ・相手を楽しませられる人など、人前に立つのが上手な人だけが働ける、そんなイメージが強いかもしれません。では何百人といるテーマパークスタッフ全員が最初から人前に立つのが上手だったのでしょうか?

 

いいえ、そんなことはありません。テーマパークスタッフとして、今は先生として、人前に立っている私もかつてはとても苦手でした。

 

今回は「人前に立つことが苦手な人でも、テーマパークスタッフになれる事実・なり方・克服の仕方」について、お話します。

 

 

「一瞬の出会い」を「Happy」に

 

テーマパークスタッフは、サービス業の中でも特殊なお仕事です。

 

「お客様との一瞬の出逢い」が連続して発生するので、相手を楽しませる瞬発力とクオリティを維持し続けるための人間性が求められます。そしてこれらを発揮し、相手を喜ばすことこそがテーマパークスタッフのやりがいと言えます。

 

瞬発力の能力を底上げするためには、会話の幅を広げるための知識・どういった振る舞いをしたら喜んでもらえるかを判断する力・お客様や働く仲間の位置を把握する認知力が欠かせません。

 

ただこれらの力を最初から持っている必要はありません。人前に立つことが苦手でも、人と接することが好きで人を幸せにしたい気持ちさえ持っていれば、テーマパークという最高のエンターテイメント空間は働くメンバーを後押ししてくれます。

 

 

考え方を変えてみる

人前に立つことが苦手でも、テーマパークスタッフになれます。それは人前に立つのが仕事なのではなく「目の前のお客様を幸せにする」のが仕事だからです。

 

訪れる様々なお客様に楽しんでいただくために、物事を柔軟に受け止めプラスに変換する。

お客様はもちろん、働く仲間にも声をかけ、人の表情や動作と真摯に向き合う。

良いところをたくさん見つけるために「ヒト・モノ・コト」を多方面から捉える。

 

「満足を超える、感動」をお客様に受け取ってもらうために、私たちがやるべきことがはっきりしてきます。

 

 

テーマパークスタッフとしてたまらない瞬間

「テーマパーク閉園間際の、帰路につくお客様の表情を見れる瞬間」が、私はとても好きです。

 

太陽が沈み始める時に疲れて寝ている子どもを抱っこしながら帰る人たち、楽しかった瞬間を思い返しながら帰る人たち、まだまだ盛り上がりつつも惜しみながら帰る人たち。

 

一瞬の出会いの連続の中で、自分と関わってくれたお客様がどのくらい満足してくれたかを追うことは難しいです。しかし帰り際に見せてくれるお客様の表情が、私たちテーマパークスタッフの頑張りと成功を教えてくれます。いつしか人前に出ることを好きにさせてくれました。

 

 

テーマパークは最高のエンターテイメント

 

テーマパークスタッフは、テーマパークという最高のエンターテイメント空間で、お客様を自分の力で笑顔にできる一期一会に溢れたとても素敵な仕事。

 

得意・不得意ではなく、どれだけお客様を笑顔にしたいと想うことができるか、どれだけ相手の立場に立って考え行動することができるかが大事です。

 

「人が好き。人を笑顔にしたい」そう想っている学生こそ、テーマパークという世界の内側からどっぷりハマってみませんか?

この記事を書いた人

大谷紗世(おおたに さよ)

テーマパーク科専任講師 / 手話コーディネーター

入社4年目。ホスピタリティ ツーリズム専門学校大阪(現:大阪テーマパーク・ダンス専門学校)出身。卒業後、LEGOLAND Japan合同会社3年勤務。時間管理責任者、アトラクション責任者に着任。他にキッザニア甲子園、鈴鹿サーキット、USJを経験。キッザニア甲子園では入社3ヵ月で優秀スタッフ賞を受賞。

担当授業はゲストオペレーション、テーマパークレジャー産業知識、ゲスト安全対応力。

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